【いつの日か】 36
そうこうしている内に、夏休み。
隆也君と何も進展が無いまま夏休みになってしまった。
夏休みに入って、たまに遥花と遊んだけど
ほとんどは家でゴロゴロしていた。
暑いからクーラーをつけて、いつも家でゴロゴロ。
そして八月十日。
夏祭り。
夕方の六時半頃。
ピンポーン。
「あ、遥花だ」
遥花が迎えに来た。
「お、茉里ったら浴衣じゃん」
「遥花は私服なのね」
「まあね」
「ねえ、隆也君の地元って何処?」
「え? 知らないの? 隣町。てか、すぐそこだよ。歩いて十分程度」
「そんなに近いの!?」
「うん」
知らなかった。
そんな近いだなんて。
「さ、レッツゴー」
ノリノリの遥花。
私は焦りと不安が出てきた。
浴衣見られて、隆也君が不細工と思ったら。
何で来てんの? って不思議に思われたら。
そんな不安が次々と生まれた。 |